ペケモジャです。
ペケモジャがスケートを熱心に見だしたのが2005年のNHK杯からですから、今年で約12年半ということになります。ほぼ新採点方式の歴史と被っているとも言えます。
というわけで今回くぎりとして、ペケモジャ的名プログラムTOP3を記しておきます。
【第3位】
マリア・ソツコワ 2013 JGPF SP
「冬 『四季』より」
実はこの演技は福岡で現地観戦していました。心の準備も無いまま素晴らしい演技とプログラムを見せられたため、観客も皆んなあっけにとられていたのを覚えています。
氷の上で操り人形を演じるという、独創的かつ途方もなく困難なため、誰もやっていなかった事を完璧に演じてくれました。
この演技の1ヶ月程前にロシア国内戦があったのですが、なぜかこの新SPの動画だけが公表されませんでした。恐らくよほど評価が高かったので、ロシアスケ連もJGPFまで「取っておき」にしたかったのでしょう。
振付:イロナ・プロタセニア
【第2位】
髙橋大輔 バンクーバーオリンピックSP 「eye」
フィギュアスケートの歴史上初めて氷の上で「踊った」、エポックメイキングなプログラムです。なおかつ現在までこの演技に近づいたものすらいません。
この2シーズン前のヒップホップスワンも確かに踊っているように見えましたが、デーにとってはほんの序章に過ぎませんでした。
日本人による楽曲、振り付け、そして素晴らしいパフォーマンス。同じ日本人として誇らしささえ感じてしまいます。
振付:宮本賢二
【第1位】
ジェレミー・アボット 2012年全米選手権FP 「エクソジェネシス:交響曲第3部」
この日の彼の演技は、まるで人間の一生を表しているかのようでした。
あたかも子宮の中にいるかの様な静かな立ち上がり。そして4Tの成功とともに周囲に祝福されながら誕生します。少年はその後も静かで満たされた生活を送ります。
しかしステップシークエンスに入ったところで曲調が変わり、迷いの生じる思春期~青年期に突入します。
そして葛藤の日々が過ぎるとやがて充実の青年~中年期が訪れます。自分の信じる道を突き進み、次々とジャンプを成功させていきます。
しかしそんな彼も壮年期に入ると良い事ばかりではなく、ループのステップアウトの様に暗雲が漂い始めます。病気、衰え、老い、仕事の失敗… そして正念場の2つ目のルッツ。全ての人が固唾を呑んで見守ります。
人生の終焉に近づくとサルコウの抜けなど小さな失敗は、もはやどうでもよくなってきます。むしろ失敗すら人生の一部に見えてきます。
そうして彼の人生は自分自身が納得した形でおわりを告げました。
アボットはこのプログラムを2シーズンにわたって演じていますが、この日この時この場所でなければダメなのです。腕を骨折したおばあさんが立ち上がって拍手している姿に、見ている人の想いの全てが表れています。
振付:ジェレミー・アボット、佐藤有香
ロシアノービス大名鑑完全版はこちら
https://ameblo.jp/umasann0000/entry-12233670689.html
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